2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

熊本県、中山建築士に謝罪 精査せず「耐震性に懸念」

熊本県は30日、建築物の耐震性を精査しないまま熊本市の中山明英1級建築士(53)が構造計算した物件を「耐震性に懸念がある」と公表したとして、中山建築士に謝罪した。熊本県の担当者は「危機管理の欠如や情報管理の認識の甘さがあった」と話した。 中…

強度不足 建て替え要求 福岡沖地震被害のマンション 管理組合調停申し立て 福岡簡裁

昨年3月の福岡沖地震でマンションが破損したのは耐震強度が不足していたからだとして、福岡市中央区のマンションの管理組合が26日、マンション販売会社「大京」(東京)などを相手にマンションの建て替えなどを求める民事調停を福岡簡裁に申し立てた。販…

構造、設備設計に新資格 建築士制度見直し

耐震強度偽装事件を受けた建築士制度の見直しで、国土交通省は25日、建築士の業務のうち、専門分化が進む構造設計と設備設計について、新たにそれぞれ専門の国家資格を設ける方針を固めた。26日に開かれる社会資本整備審議会基本制度部会の最終報告骨子…

設計業者も補強負担に合意

2003年8月に落下した「朱鷺メッセ」(新潟市万代島)連絡通路と同じ構造となっている別の連絡通路2本の補強工事費用について、県は23日までに、通路を設計した2業者がそれぞれ負担に応じることで合意した、と発表した。 内容は県に対し、槙総合計画事務所…

耐震偽装「構造的詐欺」崩れる

姉歯被告の個人犯罪断定 元1級建築士・姉歯秀次被告(49)が、議院証言法違反の疑いで再逮捕され、幕引きを迎える耐震強度偽装事件は、同被告の最初の偽装について、警察から指摘されるまで東京・中央区が気付かなかったという検査体制のずさんさも明らか…

耐震偽装「構造的詐欺」崩れる

姉歯被告の個人犯罪断定 元1級建築士・姉歯秀次被告(49)が、議院証言法違反の疑いで再逮捕され、幕引きを迎える耐震強度偽装事件は、同被告の最初の偽装について、警察から指摘されるまで東京・中央区が気付かなかったという検査体制のずさんさも明らか…

金融庁、三井住友海上を処分 医療保険など無期限販売停止

金融庁は21日、三井住友海上火災保険に対し、医療保険など第三分野商品の販売を無期限、すべての保険商品の販売も2週間、全店で7月10日から停止を命じる厳重処分を発表した。不適切な保険金の不払いが大量にみつかったため。取扱商品の一部とはいえ、…

強度不足の住宅681棟を販売 東京・練馬の一建設

2006年06月18日 東京都練馬区の住宅販売会社「一(はじめ)建設」は18日、同社の建売住宅で、建物の強度を保つ「筋交い」が十分に入っていないため強度不足となった住宅が681棟あったと明らかにした。 同社によると、681棟はすべて木造の2階建て住…

中央区 構造再計算せず

事件発覚後国交省指示 耐震強度偽装事件で、元一級建築士姉歯秀次被告(49)が「最初に構造計算書を偽造した」と供述した東京都中央区のマンションについて、一連の偽装問題発覚後に国土交通省が指示した構造計算書の再計算が行われていない可能性が高いこ…

姉歯物件、「最初の耐震偽装」を確認・99棟目

東京都中央区は16日、1997年5月に建築確認した区内のマンション「ゼファー月島」で、元1級建築士、姉歯秀次被告(49)=建築基準法違反罪などで起訴=による偽装が確認されたと国土交通省に報告した。同被告による偽装物件はこれで99棟目。 姉歯被告は昨年12…

流出情報は6千人分/過去最悪に、愛媛県警

ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じ、愛媛県警捜査1課警部(42)のパソコンから捜査情報がインターネットに流出した問題で、愛媛県警は16日、流出情報は約6200人分に上ったと発表した。 捜査情報流出は岡山県警などでも判明したが、愛媛県警によ…

総研の詐欺立件を断念 「偽証」残し捜査終結

耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は7日までに、奈良市のビジネスホテル「サンホテル奈良」の開業指導に携わった経営コンサルタント会社「総合経営研究所」(総研、東京都千代田区)の内河健所長(72)らについて、代金を詐取したとする詐欺…

姉歯被告、97年から偽装…東京・中央区のマンション

耐震強度偽装事件で、元1級建築士・姉歯秀次被告(48)が、国会証人喚問で「最初に構造計算書を改ざんした」と証言していた1998年の1年前に、東京都中央区内の分譲マンションで改ざんを行っていたことが7日、警視庁などの合同捜査本部の調べでわか…

姉歯被告の偽証立件へ、「木村建設から圧力」証言で

耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は6日、構造計算書を改ざんして強度不足の建物を設計した建築基準法違反容疑で、元1級建築士の姉歯秀次被告(48)(建築士法違反の罪で起訴)を追送検した。 同被告は昨年12月の国会証人喚問で、強度偽装…

国交省職員のメールアドレス1,800人分がWinnyで流出

国土交通省は2日、旧建設省が作成した職員のメールアドレス約1,800人分がP2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。国交省職員が自宅で使用しているPCが、ウイルスに感染したことが原因だ。 流出したのは、2001年1月の…

耐震強度不足マンション、国交省が都市再生機構聴取へ

独立行政法人・都市再生機構(旧都市基盤整備公団)が分譲した東京都八王子市のマンションの耐震強度が基準の58%しかないことが判明した問題で、国土交通省は2日、同日中にも機構の担当者を呼んで事情を聞くとともに、機構が作り直した最新の構造計算書…

『誰かのせいにしたかった』

姉歯被告 耐震強度偽装事件で、元一級建築士の姉歯秀次被告(48)が警視庁などの合同捜査本部の調べに対し、昨年十二月の国会証人喚問での証言について「偽装問題が大ごとになり、だれかのせいにしたかった」と供述していることが二日、分かった。同被告は…

壁に鉄筋なし、ずさん建築横行が判明…地震から1週間

ジャワ島地震 【ジョクジャカルタ(インドネシア)=尾島崇之】インドネシア・ジャワ島中部地震では、オープンして間もないデパートやスーパーが全半壊し、本来は避難場所になるはずだった学校などの公共施設までが損壊した。 これらの建物の多くで、壁に鉄…

都市再生機構マンション、耐震強度は基準の58%

構造計算書を多数紛失していた独立行政法人・都市再生機構(旧都市基盤整備公団)が、東京都八王子市で1989年に分譲したマンション1棟の耐震強度が、最弱部分で基準の58%しかないことが、社団法人・日本建築構造技術者協会(JSCA)の調査で分か…

構造計算数値差し替え 埼玉・千葉のマンション工事中断

2006年06月01日19時53分 埼玉、千葉県内で建設中の分譲マンションで、構造計算書の内容に不備があるとして、建築主の「アパ」グループ(金沢市)が工事を中断していることが分かった。構造計算を担当した富山市の1級建築士は朝日新聞の取材に対し、埼玉県の…