流出情報は6千人分/過去最悪に、愛媛県警

 ファイル交換ソフトウィニー」を通じ、愛媛県警捜査1課警部(42)のパソコンから捜査情報がインターネットに流出した問題で、愛媛県警は16日、流出情報は約6200人分に上ったと発表した。

 捜査情報流出は岡山県警などでも判明したが、愛媛県警によると流出規模は過去最悪。「調べ室に入ったら自供させるまで出るな」などという表現がある取り調べ要領や、GPS(衛星利用測位システム)発信器を使い、捜査対象者の位置検索をした報告書もあった。

 県警は同日、警部を停職3カ月の懲戒処分にし、刑事部参事官として捜査1課長の事務を取り扱った警察学校長(56)ら上司6人も本部長訓戒などの処分。独自開発した暗号化ソフトを、業務に使うパソコン2千数百台すべてに導入するなど、再発防止策を明らかにした。
(2006/06/16 23:24)
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2006061601004774&genre=national