熊本県、中山建築士に謝罪 精査せず「耐震性に懸念」

 熊本県は30日、建築物の耐震性を精査しないまま熊本市の中山明英1級建築士(53)が構造計算した物件を「耐震性に懸念がある」と公表したとして、中山建築士に謝罪した。熊本県の担当者は「危機管理の欠如や情報管理の認識の甘さがあった」と話した。
 中山建築士は「謝罪は評価するが、誰がどのように検査して耐震強度不足の疑いという結果が出たのかが明らかになっていない」と指摘した。
 熊本県は2月8日、県内の物件について耐震不足の疑いがあると発表。うち3物件が、中山建築士が構造計算したことを公表した。
共同通信) - 6月30日12時42分更新
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