2月の住宅着工戸数、44年ぶりの低水準

 国土交通省が31日発表した2月の新設住宅着工戸数は前年同月比9・3%減の5万6527戸と1年3か月連続で減少した。


 1966年1月(5万4260戸)以来、約44年ぶりの低水準を記録し、65年の統計開始以来、過去3番目の低水準だった。

 内訳は、注文住宅である「持ち家」が同2・9%増の2万867戸と微増だったが、「分譲住宅」(マンションや建て売り戸建て住宅)は同25・6%減の1万3069戸。このうち、「マンション」は同57・0%減の4619戸に激減した。

 厳しい雇用や所得の環境を反映し、住宅の購入を見合わせる動きが続いており、不動産会社が新規の着工を抑制しているためだ。

(2010年3月31日20時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100331-OYT1T00972.htm