建築手続き簡素化で初会合 国交省検討会、今夏に報告

 国土交通省建築基準法の見直し検討会は8日、建築確認など建造物を建てる際の手続きの簡素化に向けて初会合を開き、今夏に報告をまとめることを決めた。今後、建築確認の審査期間の短縮などを議論するほか、違法建築に対する罰則強化の在り方なども取り上げる予定。

 初会合では委員から「欠陥住宅を世に出してはいけない。建築基準法を緩めるなら慎重に考えてほしい」「しゃくし定規な厳罰化はいかがなものか。違反を繰り返した業者にだけ厳罰を科すべきだ」といった意見が出た。

 建築基準法をめぐっては、耐震強度偽装事件を受けた審査の厳格化で住宅着工が低迷し、建築業界などが緩和を求めている。

2010/03/08 20:31 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030801000812.html