建築確認、6月から審査期間半減めざす 国交省

 国土交通省は22日、時間がかかりすぎると批判のあったマンションやオフィスビルなどの建築確認の手続きを6月から簡略化する、と発表した。建築基準法の施行規則や関連の告示を改正し、現在約70日かかっている審査期間を半分にするのが目標。
 新しい手続きでは、建築主側が行政に提出する書類を減らし、行政内の審査も項目を簡素化する。これまでは提出書類の多さに加え、記入不備による再提出が繰り返されるなど、手続きの長期化が問題視されていた。
 一方、違反建築物を見つける態勢も強化。施工途中の建物のチェックを各自治体に徹底させるほか、6月ごろから行うサンプル調査で、違反建築物の発見に努める。(22日 23:01)
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