11月の住宅着工19%減 09年は80万戸割れも

2009.12.25 16:38
 国土交通省が25日発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比19・1%減の6万8198戸と、11月としては比較できる1965年以降で過去最低の戸数だった。前年実績を下回るのは12カ月連続。

 2009年1〜11月の累計は前年同期比28・9%減の71万9112戸にとどまり、09年通年では1964年以来45年ぶりに80万戸を下回る可能性が高まった。

 国交省は「分譲マンションの在庫調整局面が続いており、雇用や所得の環境をみても、当面は厳しい状況が続く」と予想している。

 11月は、分譲マンションが前年同月比63・7%減の4329戸。分譲一戸建ても1・5%減の8326戸だった。

 地域別では首都圏が21・6%減、中部圏が29・9%減、近畿圏が19・8%減だった。その他地域も12・1%減った。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/091225/bsd0912251639011-n1.htm