積水ハウス、建築確認受けずにアパート建設…工事停止命令

 大手住宅メーカー「積水ハウス」(大阪市)が、建築基準法に基づく建築確認を受けずに広島市内にアパートを建設し、市から工事停止を命じられていたことがわかった。国土交通省や市が処分を検討する。


 同社や市によると、同市安佐南区の鉄骨2階建てアパート(4戸)2棟で、同社広島東支店が5月に着工した。外壁や屋根が完成していた7月、市職員が現場の表示板を見て発覚した。

 同支店社員が、社内コンピューターに虚偽の確認番号と確認取得日を入力し、他の社員も確認済証を点検せずに作業を進めた。社員は「勘違いした」と話しているという。同社は建物を取り壊し、建築確認を申請し、再着工する予定。

 同社広報部は「なぜ申請しなかったのかわからない。社員の処分を検討する」としている。
(2008年9月6日11時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080906-OYT1T00307.htm