姉歯事件が波及/軽量鉄骨認められず 畜舎がトン挫

掲載日:08-05-22
 畜産大手の神明畜産(本社・東京)が栃木県那須烏山市に建設を予定していた鉄骨造の豚舎に対し、低コストの軽量鉄骨は認められないとして、県が設計変更を求めていたことが分かった。耐震強度偽装事件から昨年建築基準法が変わり、いままで幅を持たせていた耐震強度が明確になり、それが今回畜舎にも影響が出た。畜舎の建築コストが大幅に上がることは確実で、畜産団体も危機感を募らせている。

建築基準法改正 農家に負担も

 神明畜産は全国65カ所の牧場で牛4万6000頭、豚12万頭を飼う。
日本農業新聞