08年度の住宅投資「20%増」予想・建設経済研

 国土交通省の外郭団体の建設経済研究所は2008年度の民間住宅投資が19兆3700億円となり、前年度比20.4%増えるとの見通しをまとめた。昨年6月に耐震偽装事件の再発防止のため建築確認手続きを厳しくした影響で、07年度の住宅投資は15.8%減の16兆900億円に落ち込む。4月以降は回復に転じ、急減の反動もあって大幅な伸びを見込んだ。

 見通しは29日に発表する。住宅投資の推移を四半期でみると、08年1―3月期は前年同期比24.2%減と大幅減が続くが、4―6月期に0.6%増と反転。その後は2ケタ台の増加率を見込んでいる。(07:00)
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