国交相、改正建築基準法の影響を視察・「悪法」との批判も

 耐震強度偽装事件を受けて6月に施行された改正建築基準法で、冬柴鉄三国土交通相は7日、東京都内の建築確認検査機関や建設業界の関係者らを回り、法改正後の影響を巡り意見交換した。

 建築物の審査厳格化により住宅着工戸数が激減する中、現場の業者からは「改正法は悪法」などの批判も出た。

 冬柴氏は建築確認検査機関の「日本建築センター」(東京・千代田)を視察。センター側は構造計算を二重チェックする「構造計算適合性判定」の要員不足や、二重チェックの非効率さを指摘した。(07日 22:01)
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