構造計算ミスの再点検は1183件

2007年06月26日 10時28分
ふくしま建築住宅センター(鈴木康之理事長)は25日、福島市のマンション強度不足問題を受けて実施する構造計算を伴う建築物の再点検の対象件数は全県で1183件に上ると発表した。

当初は共同住宅(アパート・マンション)と工場など約500件で実施する方針だったが、県民の不安解消に向け戸建て住宅も対象に加えることにした。

平成12年のセンター創設時から実施した構造計算を伴う建築物のすべてで行われることになる。

事務所別では県北358件、県中456件、いわき222件、会津147件で、第三者機関に検証を依頼する。

建築士らが所属する社団法人を相手先に想定しており、今週中に発表する。

福島市の賃貸マンションの1階駐車場部分が建築基準法上の耐震強度を満たしていなかった問題で、ふくしま建築住宅センターは構造計算を担当した同市の鈴木設計の誤りを見過ごしていた。
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200706260