アパグループのマンション、群馬で耐震強度5%不足判明

 富山市設計事務所「田村水落設計」が構造計算した群馬県高崎市八島町のマンション「アパガーデンズ高崎駅前」(地上14階建て)で、耐震強度が不足していることが6日、わかった。

 関係者によると、基準の強度の95%以上は確保されており、補強工事で対応できるとみられる。

 同マンションは、地上14階地下1階建て、延べ床面積約1万3300平方メートル。アパホーム(金沢市)が事業主となり、民間の指定確認検査機関「日本ERI」が建築確認を実施。2005年12月に完成し、104戸を完売した。

 国土交通省によると、田村水落設計が手がけた物件の再検査で、耐震強度不足が判明したのは11件目。入居中のマンションで強度不足が発覚したのは4件目。

 アパグループ本社(東京都港区)は、「区分所有者らと協議して対応を決める」としている。

(2007年6月6日11時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070606i203.htm