アパホテルの耐震改修計画を承認 京都市、早期着工求め通知郵送

2月21日14時27分配信 京都新聞
 田村水落設計(富山市)による耐震偽装が発覚した京都市下京区の2カ所のホテルについて、京都市は21日、建築主のアパマンション金沢市)が提出した耐震改修計画を一部修正のうえ承認し、速やかな着工を求める通知を郵送した。
 市は、耐震強度が不足し、先月29日に提出された「アパヴィラホテル京都駅前」と「アパホテル京都駅堀川通」の改修計画案を、専門家でつくる「市構造計算調査検討委員会」で審査。補強個所の追加や一部工法変更を求めていた。
 承認した計画では「京都駅前」について1−4階の計14本の鋼管柱にコンクリートを充てんするほか、「筋交い」27カ所を撤去する。「堀川通」は主要部材の「大梁(おおばり)」234カ所に鉄骨を追加して補強、57カ所の筋交いを撤去する。
 ホテルを経営するアパグループ(東京都)は通知を受けて「早期に着工する。市の検査を受けた上で、4月上旬までには営業再開できるよう準備したい」としている。
最終更新:2月21日14時27分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000018-kyt-l26