1級建築士7人取り消し 強度不足などで国交省

 国土交通省は11日、強度不足の木造住宅を設計したことなどを理由に、7人の1級建築士を免許取り消し処分にした。

 うち5人は、住宅建設・販売の「一(はじめ)建設」(東京都練馬区)から委託を受けて木造2階建て住宅を設計したが、計253棟が強度不足だった。国交省によると、5人は「パソコン操作でミスをした」などと説明しているという。

 このほか強盗傷害などの罪が確定した北海道の建築士と、建築士の名義貸しをしていた福岡県の1人を取り消しとした。

 一建設が建て売りした住宅で、強度不足が判明したのは計681棟。同社が設計を委託した1級建築士はほかに4人おり、同省は事実関係を調査した上で、本年度中に処分する方針。

 また国交省は同日、1級建築士計13人を1−6カ月の業務停止処分とした。

(共同)
(2006年12月11日 18時49分)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006121101000582.html