和歌山知事秘書室から現金数百万円、談合捜索で発見

 和歌山県公共工事を巡る談合事件にからみ、大阪地検特捜部が同県庁を家宅捜索した際、秘書室から現金数百万円を発見していたことが13日、分かった。木村良樹知事(54)=辞職表明=の親睦(しんぼく)団体の会費名目で、知事の支援企業から集められた金という。特捜部は資金を提供した企業のリストを押収、趣旨などを調べているもようだ。

 特捜部は9月20日以降、3回にわたり県庁を家宅捜索した。一連の捜索で、知事室の隣にある秘書室から現金数百万円が見つかったという。 (16:01)
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