談合容疑で熊谷組を捜索

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2006/11/07 12:01


 和歌山県発注の公共工事をめぐる談合事件で、大阪地検特捜部は7日、再逮捕容疑の下水道工事を落札した準大手ゼネコン熊谷組関西支店(大阪市)を談合容疑で家宅捜索した。

 これまでの調べでは、県前出納長水谷聡明容疑者(60)は、2004年11月に実施された「紀の川中流流域下水道那賀幹線管渠(シールド)工事」の入札で談合。受注が予定されていた熊谷組中心の共同企業体(JV)に同県海南市の建設会社を入れるよう談合仕切り役の大林組顧問日沖九功被告(64)に要請したとして再逮捕された。

 熊谷組のJVは工事を10億6500万円で落札した。

 一方、水谷容疑者に指名された建設会社は、04年の知事選で木村良樹知事の対抗馬として立候補を検討していた県議側に出馬を断念するよう働き掛けるなど、木村知事を強く支援していたとされる。
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000160362.shtml