インドネシアのジャワ島でM6・2の地震、51人死亡

 【ジャカルタ=黒瀬悦成】米地質調査所によると、インドネシア・ジャワ島中部の古都ジョクジャカルタ周辺で27日午前6時(日本時間同8時)ごろ、マグニチュード(M)6・2の強い地震が発生した。


 ロイター通信によると、少なくとも51人が倒壊した建物の下敷きとなり死亡したほか、数百人が負傷し病院などで手当を受けている。被害の全容は分かっておらず、死傷者数はさらに増える可能性がある。

 米地質調査所によれば、震源ジョクジャカルタの南西約26キロのインド洋沿岸部。地元気象当局によると、津波の心配はないという。また、活動が活発化しているジョクジャカルタのムラピ火山(標高2914メートル)では、地震直後に火口付近の溶岩ドームが崩壊し、大規模な火砕流が発生した。
(2006年5月27日11時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060527it04.htm?from=top