熊本・合志市の強度不足マンションは設計ミス

 熊本県八代市木村建設(破産)が関与した同県内の建物22棟について耐震強度不足の疑いが指摘された問題で、県が検証中の賃貸マンション2棟のうち、合志市の5階建て(19戸)の耐震強度の最弱部分は基準値の79%とわかった。

 県は偽装はなく、設計ミスとしている。柱や壁の補強が必要となり、建築主に違反是正指導を行い、改修計画を提出させる。設計ミスで強度不足が確認されたのは、九州・山口では初めて。

 県が24日会見し、2棟についてまとめて発表した。大津町の1棟(4階建て、21戸)は23日に54%と判明していた。合志市分は「ふなもと設計」(熊本市)、大津町分は「本田建築デザイン事務所」(廃業)が構造計算し、県が建築確認していた。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06032503.htm