「報酬高過ぎ」と改善指導へ=公益法人理事長4400万円−埼玉県

 住宅の建築確認や検査を行う財団法人さいたま住宅検査センター(さいたま市)の理事長の報酬が2008年度、約4400万円に上り、設立を許可した埼玉県が近く、減額するよう改善指導を行う方針であることが18日、分かった。
 県住宅課は「公益法人としては報酬が高過ぎる」としている。
 同課によると、理事長の報酬は06年度は約1700万円だったが、業績の伸びとともに高額化。07年度は約2800万円、08年度は役員報酬約2600万円と業績貢献手当1800万円の計約4400万円だった。 
 常務理事の報酬も08年度、同手当を含め約2600万円だったという。
 上田清司埼玉県知事の07年の所得は1922万円だった。
 同課によると、理事長は同規模の民間企業と比較し報酬を決めていると説明。「競争が厳しくなる中で営業努力をしている」と話したという。(了)
(2009/04/18-13:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009041800168