モリモトが民事再生手続き 負債総額1615億円

 東証2部上場の不動産会社、モリモトは28日、オフィスビルなどの販売不振による業績の悪化で東京地裁民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたと発表した。負債総額は1615億円。

 帝国データバンクによると、上場企業の破たんは今年31社となり戦後最悪を更新。負債規模は上場企業としてはアーバンコーポレイション(約2550億円)に次ぎ今年2番目の大きさ。

 東証は、同日、モリモト株を12月29日付で上場廃止にすると発表したが、同社は今年2月に上場したばかりだった。

 モリモトは1983年に設立。同社によると、1戸建て分譲から、マンション分譲、商業施設開発などに進出。東京南部、横浜、川崎市などを中心に事業を展開して、2008年3月期連結決算は純利益98億円を計上するなど、業績を順調に拡大してきた。

2008/11/28 20:48 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112801000543.html