ダイナシティ、民事再生法を申請 負債総額520億円

 ジャスダック上場のマンションデベロッパー、ダイナシティは31日、東京地裁民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けたと発表した。負債総額は520億円。首都圏を中心に投資用マンションの分譲事業やオフィス・商業施設開発などで事業を急拡大させてきたが、不動産市況の悪化で需要が低迷、経営が行き詰まった。
 同日、東京証券取引所で記者会見した吉田雅浩社長は経営破綻の理由について「株安など経済環境の急変で主力のコンパクトマンションの販売が低迷、金融機関への資金の返済が厳しくなった」と説明、11月初めに返済期限がくる工事代金の支払いができなくなり「資金繰りがつかなくなった」と述べた。 (20:11)
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