2007/12/19-10:26 建築基準法での混乱が影響=政府経済見通し

 19日の臨時閣議で了解された2008年度の政府経済見通しは、改正建築基準法の施行に伴う混乱が成長率に大きく影響した。
 07年度の実績見込みは、物価変動を除いた実質で8月時点の2.1%成長から1.3%成長へ大幅な下方修正となった。このうち、住宅投資の激減、建築関係の設備投資の落ち込みで、0.6ポイント押し下げられた。
 一方、混乱が収束し、建築確認審査の遅れでずれていた着工が増える08年度は逆に0.4ポイント押し上げ、2%成長の立役者に。
 ただ、大田弘子経済財政担当相は閣議後会見で「(2年間をならすと)06年度からは緩やかな景気回復だ」と説明した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2007121900263