鳥取の児童施設4棟が強度不足、遠藤建築士が担当

 横浜市内に建設中だったマンションの構造計算書を遠藤孝・1級建築士(埼玉県八潮市)が改ざんした問題で、国土交通省は13日、遠藤建築士が構造計算を担当した児童施設「鳥取砂丘こどもの国」(鳥取市)の多目的ホールなど計4棟について、積雪時の耐震強度を満たしていなかったと発表した。

 構造計算時に雪の重さを考慮に入れていなかったためで、遠藤建築士が関与した物件で強度不足が判明したのは初めて。

 施設を所有する鳥取県は12月中に強度を補う改修を終える予定。遠藤建築士は同県に対し、「うっかりミス」と説明しているという。

(2007年11月13日22時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071113i314.htm?from=main3