2007/11/05-19:02 新たに耐震性不足判明=埼玉県所沢市のマンション−建築士、設計の誤り認めず

 姉歯秀次一級建築士耐震偽装事件を受けた分譲マンションの無作為抽出調査で、新たに埼玉県所沢市のマンション1棟で耐震性が不足していたことが5日、分かった。耐震強度建築基準法上要求される「1.0以上」を下回る0.91で、震度6強以上の大地震で損壊する可能性がある。同市は強度が不足している1階の柱1本を補強するよう建築主の有楽地所(同市)に指示した。
 市によると、マンションの構造設計を行ったのは、さいたま市のケーズ・アーキテクツ(設計時には金丸建築設計事務所)の金丸幸弘一級建築士。「偽装ではない」と主張しているが、国土交通省は、同建築士が設計したマンションなど約60件について自治体を通じ耐震性を調査する。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007110500576