国交省、建築士40人を処分

 国土交通省は19日、耐震強度不足の物件を設計していたなどとして、一級建築士7人の免許取り消しを含む40人の懲戒処分を発表した。

 免許取り消しとなった一級建築士7人は、一建設(東京)と系列のアーネストワン(同)から委託を受け、耐震性が不足する戸建て住宅を設計。両社から設計委託を受けた建築士ではほかに15人が3―10カ月の業務停止となった。

 「アパヴィラホテル京都駅前」など全国のアパグループのマンションやホテルで耐震偽装が発覚した水落光男元一級建築士の元請け建築士2人は業務停止3カ月と1カ月。札幌市内のマンションなどで耐震偽装が見つかっている浅沼良一元二級建築士が構造計算した物件の元請け建築士1人は業務停止9カ月とした。

 そのほか、不十分な工事監理などで15人が1―6カ月の業務停止処分を受けた。(07:00)
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