元請け設計したタムラ建築設計事務所は

 千葉県は2日、富山市の水落光男1級建築士が構造計算した千葉県成田市のマンション1棟で耐震強度が不足していたと発表しました。
 実は、構造設計を水落一級建築士に任せることを渋っていて、アパグループにその意向を伝えていました。

 「私は構造に責任とれんから彼を遣うのであれば一筆書いてほしい。書けないのなら水落を認めない。アパは経済設計するから水落を使いたいと。」

 経済設計とは、耐震性を保ちつつ必要最低限のコストで構造設計をすること。

 水落一級建築士アパグループから経済設計をする優秀な構造設計士との評価を得ていました。

 通常、設計図を作る際、構造設計と意匠デザインは何度も図面の打ち合わせをしなければいけません。

 しかし、タムラ建築設計事務所の田村社長は一度も水落一級建築士と会うことなく、設計図が完成されました。

 しかし、設計段階で耐震性の問題を認識していたかどうかは否定的です。

 「アパも何も法を犯してまで経済設計してほしいともいってない。アパは法の範囲内で水落も法を犯したとは思っていない」

 タムラ建築設計事務所は、アパマンションの補強工事について、今後協力することは難しいとしています。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070202_10160.htm