姉歯物件の元請け建築士6人、国交省が追加処分

耐震強度偽装

 耐震強度偽装事件で、国土交通省は6日、姉歯秀次・元1級建築士(48)による偽装物件の元請け建築士6人を追加処分した。


 「木村建設東京支店」に所属していた1級建築士1人を資格取り消しとし、他社の建築士5人も業務停止12〜2か月とした。

 処分を受けたのは、木村建設のほか、「世紀東急工業」(東京都)、「中村組」(静岡県)、「アーキグラム」(福岡県)、「岡田建築設計」(同)、「醇建築・まちづくり研究所」(同)。

 木村建設建築士は、東京都港区の賃貸マンション「ドルチェ芝浦・弐番館」(芝浦2丁目マンションに改称)など3物件の実質的な設計元請けとして、姉歯建築士に構造計算を依頼。アーキグラム建築士も、震度5強程度の地震で倒壊の恐れがある「STAGE麻布」(東麻布1丁目マンションに改称)の元請けとして、業務停止で最も重い12か月の処分となった。
(2006年3月6日21時56分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060306ic21.htm