横浜のダブルミスマンション、耐震強度0.64

2006年02月18日

 構造設計ミスと建築確認の審査の二重ミスが判明した横浜市鶴見区のマンションの耐震強度は0.64で、震度5強程度の地震で壁が損傷する可能性があることが18日わかった。建築確認した検査機関日本ERIと市が同日行った住民説明会で明らかにした。市は補強工事を行うよう住民に是正勧告した。

 マンションはヒューザーが分譲したセントレジアス鶴見(10階建て、37戸)。木村建設が施工し、設計元請けは下河辺建築設計事務所、構造設計は田中テル也構造計画研究所(東京都杉並区)が行った。

 日本ERIが配った資料によると、屋上の構造物などの重量の入力漏れがあり、耐震壁の補強方法も不十分だった。同社は「建築確認時に構造計算書の不備を指摘し、是正されたが、なお指摘が不足していた」と説明している。


http://www.asahi.com/housing/news/TKY200602180169.html