「まじめな建築士」は改正建築基準法で仕事にどんな影響を受けたのか

2007年7月25日 10時49分
心配のしすぎではないか。まじめに仕事をしてきた一級建築士なら、改正法が仕事に与える影響はさほどないはずだ」。改正建築基準法が施行された直後の6月22日、国土交通省建築指導課のある職員はこう語った。同日付のケンプラッツの記事「80%が『仕事に大きな影響がある』──緊急アンケートに大きな反響」に目を通したうえでのコメントだ。

この記事は、ケンプラッツの読者にアンケートで「改正された建築基準法はあなたの仕事に影響を与えそうですか」と質問した結果をまとめたものだ。「大きな影響がある」81%、「多少は影響があると思う」18%、「ほとんど影響はないと思う」1%という結果だった。

職員はこう続けた。「まじめな建築士なら、例えば建築確認審査中の申請図書の差し替えや訂正など、改正建基法で禁じられなくても、いままでしていなかったはずだ。今度の改正法の目的の一つは、建築確認時の悪(あ)しき慣行をなくすことだ」。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const07q3/540537/
この職員は設計したことあるのか?