TM業者入札「談合っぽい感じがする」 塩崎官房長官

2006年12月21日22時54分
 「正直言って、『一番安い』と言いながら、談合っぽいなあという感じがする」。塩崎官房長官は21日の衆院内閣委員会で、「やらせ問題」が発覚した政府のタウンミーティング(TM)の請負業者を決める入札について、こう指摘した。民主党川内博史氏の質問に答えた。会場での送迎が4万円といった単価設定にあきれたようだ。

 02年度以降のTMの運営は、一般競争入札電通と朝日広告社が落札した。しかし、両社が高額な単価で契約していたことから、調査委員会は最終報告書で「社会一般の常識からは理解しがたい単価設定」と批判。塩崎長官は「応札してくる方も応札してくる方だろうし、中身のチェックを十分しなかったこっちもこっちだ。国民の税金の使い方をきっちり整理し直さないといけない」と、チェックを徹底する考えを強調した。
http://www.asahi.com/politics/update/1221/013.html