毎日新聞読者ら6万5千人分の情報が流出

2006年04月27日12時32分

 毎日新聞社は27日、関連会社「毎日開発センター」(東京都千代田区)が運営する会員組織「毎日フレンド」の個人情報約6万5000人分などがインターネット上に流出した、と発表した。

 毎日新聞社によると、流出したのは昨年10月時点の会員6万5690人分の名簿と約2200店の販売店のデータ。会員については名前や住所、電話番号、生年月日、趣味などが記載されており、販売店については店名や住所、電話番号などのデータが流出した。

 同社の社内調査の結果、同センターの男性社員(26)が自宅の個人パソコンで作業するためにデータを持ち帰り、そのデータがファイル交換ソフトを通じて流出したという。この社員は、「ウィニー」のほか、もう1種類のファイル交換ソフトをパソコンに導入したことがあるという。

 流出の事実については、毎日新聞社内の「サイバーテロ取材班」の取材の中で、26日に判明したという。

 毎日フレンドは83年4月に発足。関東など東日本地域の読者を中心に希望者を募って登録していた。会費は無料で、年4回の会報発行などのサービスを提供していた。今年3月末で終了した。

 同社は27日午後から問い合わせ用のフリーダイヤル(0120・312・196)を設置、24時間態勢で対応する。

 同社販売局の話 流出した情報は毎日新聞の読者を中心とした個人情報であり、会員だった皆様には大変申し訳なく、深くおわびいたします。
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY200604270212.html