「サムシング」構造計算書偽装問題 姉歯元建築士と同じ計算ソフトで差し替えの疑い

設計会社「サムシング」による構造計算書偽装問題で、この会社が姉歯建築士の使用していたものと同じ計算ソフトを使い、結論の部分を別の計算書に差し換えていた疑いのあることがわかった。
サムシング元代表の仲盛昭二1級建築士は、8日の福岡県の調べに対し、構造計算書の一部を差し換えていたことを認めていることがわかった。
仲盛元代表は、最終的なものが適正であれば違法ではないとの解釈のうえで、「一からやり直すと時間と経費がかかる」などと話したという。
また福岡市によると、サムシングや姉歯氏が使っていた構造計算用のソフトは、同じソフトであることがわかった。
このソフトは、福岡市内の構造設計事務所の半数以上が使っているもので、計算結果をまとめた構造計算書を印字しても、時刻がそれぞれのページに印字されず、見ただけでは実際の計算時刻がわからないため、計算書の一部を差し換えることが可能だという。
http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00084950.html